ぼんやりとした理想のイメージを具体的にすること。

「理想の暮らし」とか「理想の住まい」というのは、人によって家族によって違います。そして、その多くは具体的な言葉や形になっていないことが多いもの。

まだぼんやりと頭の中にあるイメージを、ハッキリと、具体的な形にすること。そのお手伝いをするのが私たちの仕事だと考えています。

記憶の背景にある住まい

「理想の暮らし」と聞かれて、どんな風景を思い浮かべますか?

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、住まいをイメージする時には自分が生まれ育った環境が大きく影響します。陽の差し込む窓だったり、おもちゃを広げて遊んだリビングだったり、一緒にカレーを食べたダイニングテーブルだったり・・・ケンカして泣いたあの日も、花火をした庭先も。懐かしく想い出す時、その想い出の背景にあるのは、その時に暮らしていた住まいではないでしょうか。新しい記憶の背景に残る、そんな住まいを一緒に造り上げる。オバタケイは、そんな住まいづくりをいつも心がけています。

住まいづくりに大切なポイント

「震度7でも倒壊しない家を造りたい」「体に良い材料を使った家にしたい」

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなご要望をいただく事が増えました。私たちは、豊富な知識や経験から、それぞれのご家族に最適な組み合わせをご提案させていただいています。では、そんな沢山の選択肢の中から、どれを選び取るか。判断する際に、何を優先するか。それを判断するにはどうしたらよいでしょうか?それは、最も大切なことだけども、意外に忘れられている、「どんな暮らしがしたいか?」を明確にすることです。それも家族みんなで話し合って。です。友人がたくさん集まる暮らしが良いという家族があれば、家族だけでの団らんを大事にしたい家族もあります。いつも家族一緒がいいという家族もあれば、それぞれが自分のスペースを持って趣味を楽しみたいという家族もあります。

親子や夫婦で意見や希望が食い違うことも多々あります。そう、住まいの数は、家族の数だけあるのです。だから「どんな家に住みたいか?」でなく「どんな暮らしがしたいか?」が大切だと考えます。

ちょっとだけ僕の事をお話します(設計・YK)

僕の祖父は大工、父は左官の職人でした。幼い頃から、僕は作業する現場に遊びに行っては、木の香りの中で手際よく材木を加工していく祖父を見ていました。テキパキとした小手さばきで壁を塗っていく父を見ていました。家が建つ現場に、たびたびお茶や差し入れを持ってくる建築主さんの家族と、祖父や父、手伝いの職人さん達が楽しそうに会話する姿を見ていました。それは「みんなで一緒に住まいを造り上げる」もっと言えば「幸せをつくる過程」に、僕の目には写っていました。「こんな仕事を僕もしたい。」そして、今の僕がいます。あの日の皆の笑顔、温かいお茶のぬくもりと、羊かんの甘さ。あの時間が、僕の仕事の原点です。その家族にとってすっと馴染む住まいであること。なんでもない毎日こそ、心地よく、安心して過ごせること。自分たちの理想の暮らしができる住まいを、1つの大な作品として、一緒に造り上げる。そんな住まいづくりを目指しています。