ツーバイフォー工法は、正式には枠組壁工法と言い面構造で、しかも頑丈なモノコック構造なので、設計の自由度がきわめて高いことです。ご予算・ご希望に応じた個性的で多種多様な外観デザインの実現と、たとえば構造計算によって柱のないスッキリした空間や大きな開口部、広々とした大空間のある建物をつくることもできます。さらに、屋根形状を含めた外観デザインも自由自在。住む方のライフスタイル似合わせた様々な間取りや外観が実現できます。住まいづくりのノウハウを豊富に蓄積しているオバタケイがお客様の身になってご相談・プランニングさせていただきます。

 

正式名称を枠組壁工法というように、構造の基本となる枠組と面材で形成する床面、壁面、屋根面によって箱をつくります。つまり床、壁、屋根の6面体を1単位として空間を構成するモノコック構造、地震の揺れを6面体の建物全体で受け止めて荷重を全体に分散してしまうので、外力に対して非常な強さを発揮します。
日本でのツーバイフォー工法は約30年の歴史があり、今では国内の全体着工棟数の約20%にも及び、特に阪神大震災以降は急激な伸び率を示しております。

 

ツーバイフォー住宅の屋根は強風に対しても、優れた強度を備えています。ツーバイフォー住宅は、強風に備える独自のアイデアが採用されており、例えば「ハリケーンタイ」と呼ばれる、あおり止め金具ですが、(軒下から強風にあおられても屋根が持ち上げらられないように)従来の工法よりも1.5倍(当社比)もの強度があり、このハリケーンタイにより屋根のたる木と外壁をがっちりと連結して、屋根全体を一つの構造体として強固な6面体を成立させています。何十年に1度の大型台風による暴風による力に対しても倒壊・崩壊しない耐風性能を実現しています。

 

基礎工事においては、鉄筋コンクリート造の『ベタ基礎』を採用しています。床下の地盤から発生する水蒸気を防止するために床下の地盤面にポリエチレンフィルムなどの防湿シートを敷き込み、さらに基礎には床下全体の空気が流れるように換気口を設け、床下に湿気がこもらないようにしています。さらに、独自のノウハウにより建物全体に万全の湿気対策を行っています。湿気や結露への徹底した対策によって、当社のツーバイフォー住宅は耐久性を確保。末永く暮らせる丈夫な住まいを提供しております。

 

なぜ、木の構造材は燃えても強度が保たれるのでしょうか?それは、火にあぶられても表面が炭化層となって火の進行を抑え、燃え進まないからです。したがって、強度はほとんど変化がありません。ところが鉄は、550℃を超えると一気に変形。構造材としての強度は急激に劣化してしまいます 。 実は「木は火に強い」のです。また、ツーバイフォー住宅が火災に強い理由として、ファイヤストップ材の存在があります。ファイヤストップ材は壁の中に炎が入っても、火災の通り道を塞ぐシャッターの役割を担い、火を閉じこめてしまいます。

 

建物全体が構造用合板などの面材で覆われているために気密性が高く、住宅そのものが断熱構造になっています。そのため断熱材を組み込むには最適の構造であり、その性能を最大限に発揮できる利点を持っています。これらの厚い壁と隙間のない高気密住宅のため、家そのものが遮音効果を持ちます。外からはもちろん室内の音も漏らしにくく、近隣への迷惑を気にする必要もありません。断熱材のグラスウールも優れた吸音性があり、相乗効果にて静粛性も高いのが特徴です。

 

ツーバイフォー住宅の優れた遮音性、断熱性。そして気密性が高いため室内の温度差が少なく年間を通して快適な居住空間を提供します。そして何と言っても木の家は住む人に癒しと安らぎを感じさせてくれる優しさがあります。

 

ツーバイフォー工法は面構造で壁式工法ですので将来の増改築も容易に行う事ができます。